贈り物のタブー のしの書き方
タブーは「火」。そう新築祝いでの贈り物でタブーとされているものは『火』に関する物です。
理由としては、お家のお祝いが『火事』や『火災』を連想することに繋がる為、縁起が悪いのですね。
一生に一度あるかないかの新築祝いに不吉なイメージとなるものを貰っては、
贈られた側も良い気持ちにはなりません。
では『火』に関係する贈り物とは、どういった物の事でしょうか。
一般的にタブーとされているものといえば、ライターや灰皿です。
たばこを吸われる方に対する贈り物だとしても、やはり『火』に関するものですので
やめた方が無難かと思われます。
また、冬場の贈り物としてストーブやファンヒーター、
お鍋が出来るセットとしてガスコンロなども良いかと思われがちですが、
気にする方もいますので避けた方が良いかもしれません。
次に、お金を包む場合ですが、ご祝儀袋に入れずにそのまま渡したり、
目上の方に金品をお渡しする事もタブーとされていますので要注意。
目上の方にどんなものを贈ったら良いのか分からない場合は、
贈られた相手が欲しいものを選べるようにカタログギフトなどもオススメです。
新築祝いでお金を包む時、のしはどのように書いたり良いのでしょうか。
書き方にも色々と決まりがあるので、ご紹介したいと思います。
新築祝いの場合、ご祝儀袋の表書きには『祝 御新築』『御新築祝』『御新築祝い』、
引っ越し祝いの場合は『御引越祝』『御引越祝い』と書く事が多いようです。
最近では書きやすい筆ペンなども販売されていますから、そういった物を使って丁寧に書くと、
心のこもった熨斗(のし)が出来て贈られた側にも気持ちが届きますね。
また、水引は蝶結びのものを用意し、色は紅白か金銀が一般的です。結び方の理由は、
“何度繰り返されても嬉しいお祝い”なので、ほどいても結び直せる蝶結びなんだそうです。
因みに“一度きり”と言う意味から結婚式などのお祝いは、
一度ほどいたら結べない『結び切り』の水引を用意するのが一般的です。
新築祝いとは一生に一度あるかないかの大切な時ですので、贈る側も相手に気持ちが伝わるように、
水引やご祝儀袋選び、のし書きもきちんと行いたいですね。