両親や親せきから高額なお祝いをいただいた場合の「内祝い（お返し）」と、新居に招く「お披露目」のマナーをまとめます。過度な金額での返礼よりも、感謝が伝わる形とタイミングが大切です。

親族からの高額なお祝いへの基本姿勢

• 親族のお祝いには「援助したい」気持ちが含まれることが多い
• 相場どおりの高額返礼は、かえって気持ちを突き返す印象になることも
• まずは感謝を明確に伝える（手紙・電話・対面）

内祝い（お返し）の金額と例

• 一般相場は1/3〜半額だが、親族の高額分はこの限りではない
• 写真やメッセージを添えて、気持ちが伝わる品を選ぶ
• 例：上質な消耗品／カタログギフト／記念写真を添えた菓子折り

贈る時期

• 転居後1〜2か月が目安（荷解きが落ち着く頃）
• お食事や旅行を内祝いにする場合は、先にお礼を伝え日程を相談

「お披露目」は最良のお返し

お披露目とは、新居に親しい方を招き、ささやかにもてなすこと。本来の「内祝い（良いことがあった家の者が人を招く）」の意味に合致し、最も喜ばれる形です。

• 負担にならない範囲で、短時間・簡素に
• 手料理にこだわらず、ケータリングや仕出しでOK
• 玄関・水回りは清潔に。写真撮影は許可を得る

メッセージ例

「このたびは心温まるお祝いを本当にありがとうございました。お気持ちをありがたく頂戴し、新居のお披露目を兼ねてささやかですがおもてなしをさせてください。ご都合の良い日程を教えていただければ幸いです。」

贈る前にチェックしたいこと

• 内祝いの名義・のし表書き（新築御祝／内祝）と宛名
• 配送・持参の手配（日時指定／長居しない）
• お披露目の招待状の文面・人数・当日の段取り